2009年1月撮影 / film : kodak 400 T-MAX
この写真は、チェコスロヴァキア製のトイカメ、ピオニール FIT II型で撮影したものだ。湖面を氷が覆う真冬に、娘を撮影した。
ピオニールは1940年代後期に製造されていた子ども向けカメラ。ブローニー版のフィルムで撮影するのだけれど、かわいい印象とは裏腹に、手強いカメラである。
鏡筒をくるくると回して、エアレンズを引き出す。外装はプラスチック製。意外と重いし、かさばる。 隙間が多いので遮光対策が必要だ。ハレ切りも忘れずに。
そんな苦労の末、75年間旅をしてきたこのエアレンズ付きタイムマシンが奇跡を起こす(ときどきだけど)。