今月号のFast Companyを読んでいて気になった記事をいくつか挙げてみる。
米のNetwork Liveという会社のマーケティング・ディレクターのインタビューによれば、同社はオンラインでのライブ中継を手がける専門局だ。
広い意味でコンテンツ・プロバイダーとなる同社の提携先はAOL、衛星デジタルラジオのXM Satellite Radio、DirecTVなどが挙げられる。
先日、同社はロンドンのクラブからマドンナの新譜『Confession on a Dance Floor』ローンチ・パーティーをプロデュース&配信した。デバイスと地理的な壁を越えるデジタル中継によるパフォーマンスに特化した同社は注目株だろう。
また、同じインタビュー・ページで米のCordless Recordingsの社長が登場していた。Cordless Recordingsは、Cnetでも取り上げられていたので、仔細はそちらの記事に譲るが、大まかに言うと同社はアーティストから3年間の期間のみ楽曲の権利を預かり、ネットを通じてプロモートしていくというビジネスを採用している。同社はワーナー・ミュージック・グループの実験的なレーベルだ。
前出2社のような音楽関係ではないが、もっとも気になったのはFree411.com。
電話番号案内にかかる課金を無料とした代わりに、広告を聴かせるという同社のサービスは、「電話番号のグーグル」と呼ばれる。出稿者はターゲットとなる電話番号を選んで、そこに自社の広告をインサートするという。日本に上陸してもおかしくないビジネスモデルだ。
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