本日、東京都庁で開催された「動画革命東京」の発表会に参加した。
これは、東京都やそのほか企業が新しいクリエーターの発掘を支援するべく、匿名投資を行うものだ。
このファンドの運用を、アニメイノベーション東京という株式会社シンク全額出資の子会社が行う。発表されているファンドの出資額は総額3億円。アニメイノベーション社では、これを15タイトル(1本25分)作品制作に充て、4年間の事業期間を計画している。
株式会社シンクのエグゼクティブ・プロデューサー竹内宏彰氏によれば、作品の発掘や商品化までの担当をプロデューサーズ・コミッティ(仮称)という、同社以外の人々を加えた任意組織を形成し、そこが受け持つという構想を描いていく模様。
なお、クリエーターの作品制作の主体にはLLP(有限責任事業組合)を組成し、案件ごとに展開。このLLPに動画革命東京が資金提供を行うというスキームを採っている。
質疑応答では、LLPそのものに対する質問や25分の作品をそのまま販売することへの危惧(これまで業界ではパイロット版を販売する慣習がなかった)などに及んだが、会場を埋め尽くした参加者数から、この新しい取り組みに対する注目はかなり大きいものと思われる。
コメント