これまでネット動画による、ポジティブなバイラル発生について触れてきたけれど、実はその逆も起きてしまうことについて書いておこう。
昨年、発売されたシボレーの大型SUVタホはそのCMをパロディにした、強烈な批判ビデオがYouTube上で繁殖した。
私はこれをアンチ・コマーシャルと呼ぶけれど、とにかくガソリン価格の高騰と地球温暖化に伴って大型SUVにとって風当たりの強さが、タホという車種の狙い撃ちとなって吹き荒れたという感じだ。
chevroletとtahoeで検索すれば、アンチ・コマーシャルが溢れている。
下は画質が悪いけれど、オリジナルらしき映像。
そして、以下はアンチ・コマーシャルの一部(オリジナルのパロディではないバージョン)。皮肉なことに、かなり笑える。そして、オリジナルを模したいくつかのビデオは、オリジナルの鷹揚さをあざ笑う。
恐るべしYouTube。CGMはポジティブ・フィードだけではなく、逆に働くこともあるがゆえに人気があるのだと追認する次第……。
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