あけましておめでとうございます。本年もこのNiche Media Lab.(ニッチメディアラボ)は、メディアの周縁・傍流と関係しそうなテクノロジーやビジネスモデルなどの最新動向についてニッチに綴りたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
さて、年始には多くのブロガーやメディアが2009年の各業界動向について、それぞれの立場から予言を行っています。
ITやメディア系の予言のなかで散見されたのは、「米ヤフー!が売却される」というもの。昨年から引き続き、さらなる世界的不況下で株価と広告収入の低迷が予想される米ヤフー!の動向は気になるところです。誕生の頃より同社を知っている者の一人としては、その隆盛から衰退までのサイクルの速さに驚きを禁じ得ません。
ネット上では先行者のほうが有利であると説かれがちですが、Googleやfacebookをみるかぎり、それも当てはまらなくなってきているのでしょうか。
予言のなかで面白いと思ったものは、「Twitterを使ったショート・ジャーナリズムが活況を帯びる」というもの。
この予言を行ったGeorge Hopkins氏はジャーナリストですが、彼自身がTwitterを駆使したジャーナリズムを体現しているので、予言というよりも「確信」に近いでしょう。たしかにニュースの電信は断片的でもあり、Twitterのようなショートブログとは相性が良さそうです。
実際に大統領選の開票報告などはTwitterが大活躍したようですし、スポーツの試合中継、また重大事件が起きた際には、逐次に報じることができる最速メディアとして注目されそうですが、それゆえ信頼できるニュースソースとしての確立が期待されます。
→ Twitterを使う世界のジャーナリスト&ブロガー名簿Wiki MediaOnTwitter
→ Hopkin氏のTwitter活用事例 http://twitter.com/GeorgeHopkin
また、予言に多かったものとして、iPhone関係のものがあります。アップルがiPhoneユーザーを取り込んだSNSを始めるだろうといったものが目を引きましたが、皆さんの注目する予言はどんなものでしょうか?
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