CNNMoney.comの立役者、Vivek Shah氏は2007年にTime Inc.のデジタルパブリッシング社長に昇進。しかし、今回Time Inc.そのものから離れることになったようです。
本件については、売上げ低迷に喘ぐメディア企業すべてで進行するコストカットの大鉈が振られたと推定するほうが自然かもしれません。実際、Time Inc.もその厳しい状況がメディアに報じられています。そんななか、Vivek Shah氏は「100%デジタルの会社に行きたい」という趣旨の発言をしていますが、ここに両者の葛藤が見られる気がします。以下、Shah氏。
"It's all goes back to problem of analog dollars and digital dimes"
これまで紙による巨額の売上げで組織維持が可能だったところに、デジタルが上げる利益の薄さに巨大メディアは悲鳴を上げていることでしょう。しかし、そもそも違う体系と価値、コミュニケーションを管理する組織とそのコストが同じであること自体が異常であり、今回の離脱は起こるべくして…というところでしょうか。
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