ズマロンはバルナック型ライカの時代のもので、当時モノクロ写真が一般的だった頃の主力レンズだ。現在のミラーレス機で使用しても、カラー写真は眠いだけのレトロ写真になる。それはコントラストが低いからであるが、逆にいえば階調が豊富で、デジタルでは潰れてしまうようなトーンをうまく拾ってくれる。
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ふだん、本ブログではギークな話題を避けていますが、今回は思い入れもたっぷりなので、少し詳しい人向けにライカM2について、愛機の写真と共にお届けします。
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ライカスクリューマウントのズマロン 35mm f3.5が好きだ。第二次世界大戦後、ライツ社が最初に手がけたといわれる、そのレンズを入手したのはもう昔のこと。
ズマロンで見たままを克明に記録しようなどとは思っていない。ズミクロンは万物を再構築するが、ズマロンは暗示する。戦後の工業製品なのに、なぜか中世で発明されたようにも思える。黙示録に写真を添えるとしたら、レンズはズマロンを選ぶだろうな。
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