昨年に続き、各業界からの反響が大きかったため、2018年もTOA 公式視察ツアーを開催いたします。すでに明日出発となりますが、まずは、視察ツアーの中身と、TOA2018の見どころについて、簡単にお伝えしたいと思います。
TOA公式視察ツアーは、ベルリンのTOAと日本におけるパートナーシップを結ぶ株式会社インフォバーンが企画し、株式会社JTBが主催するものです。
そのメニューをかいつまんで説明します。
まずは、TOA本社による見どころの概説ほか、TOA創業者が創設したベルリンのコ・ワーキングスペースAhoy ! に入居する注目スタートアップとのミートアップが含まれます。
それに加えて、毎年訪問先が変わりますが、今年は以下を予定しています。いずれも日本企業の視察団が初めて立入る場所が多く並びます。
・欧州でヘルスケア産業をリードするオートボック社が行うオープンイノベーションの拠点。アクセラレーション・プログラムに参加するスタートアップからのピッチおよびミートアップを実施。ここは150年以上前のBötzowというビール醸造所の巨大な跡地にあります。
・世界初のブロックチェーン特化型コ・ワーキングスペース「Full Node」。入居する新進気鋭のスタートアップとのミートアップを行います。
・ポルシェが欧州の巨大メディア複合体のアクセル・シュプリンガーとともに展開するアクセラレータを訪問。参加するスタートアップ数社からピッチを受け、ネットワーキングします。
・メルセデス・ベンツが展開する電気自動車プロジェクトEQの完全招待制キックオフ・パーティーに参加します。
・日本でも話題となりつつあるサーキュラー・エコノミーの拠点、CRCLRを訪問。ベルリン市と民間の循環型経済に向けた取組についてレクチャー
・オルタナティブ都市開発として、世界中のデベロッパーや行政から注目を集めるホルツマルクト。住民たちによるDIYでの低層型都市開発地域を訪問します。
・欧州デザイナーの殿堂入りした世界的なタイポグラファー、エリック・シュピカーマン氏が主宰する活版印刷工房に訪れます。もはや誰も使わなくなったアナログ活版印刷機が彼のデザインしたデジタル活版によって蘇ります。
ということで、TOAはもちろんですが、欧州スタートアップ・シーンを理解するうえで、ベルリンのスタートアップ・エコシステムおよび、欧州大企業のオープン・イノベーションへの取り組みについて学びます。また、ベルリンという都市がもつ背景とイノベーションとの関連についても迫りたいと思います。
帰国後には、東京と関西でも報告会を予定しています。またお知らせいたしますので、ぜひお越しください。
次の記事では、TOA2018の見どころについてお伝えします。
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