格付け機関として有名なスタンダード&プアーズや雑誌のビジネスウィークを保有する金融とビジネス情報を扱う米マグロウヒル・カンパニーズが、全社のなかの3%にあたる611人の解雇を発表した。
今年の2月にはニューヨークタイムズ自身も100人の編集者をリストラし、5月には通信社のロイターが835人の解雇(ニュース配信に関わっている社員は140人)が報じられたため、米メディアの苦悶がいよいよあらわになってきたといえる。
新聞社によってつくられたメディア業界の調査機関SFNによれば、2008年の第一四半期だけでメディア業界はそ7949人が解雇され(業界全体の2.7%相当)、昨年比57%の増加となるようだ。
全米のあらゆる業種を含むリストラは、同じ第一四半期では29万人の解雇が数えられ、昨年比7%の微増にとどまることを鑑みると、かなり深刻な事態といえるだろう。
source :
NY Times Job cuts at McGrow-hill will eliminate 3% of staff
NY Times New York Times Plans to Cut 100 Newsroom jobs
SNF U.S. media job cuts adding up
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