2006年、鳴り物入りでニューヨークタイムズに「フューチャー・イン・レジデンス」の肩書きとともに迎え入れられたマイケル・ロジャー氏が、同紙を去ったようだ。今後、ロジャー氏はコンサルタントして活動していくという。
ロジャー氏は、もともとタイム・グループのニューズウィークとワシントンポストでニューメディアに関するR&Dに携わり、新聞業界ではじめてのフューチャーリスト(未来派)としてコンサル契約をニューヨークタイムズと提携した。
ニューヨークタイムズが開発していたニューメディア・テクノロジーについては、あまり紹介されていないが、公共サービスとしての「タイムズマシン」がある。これは、1851年から1922年までの70年間における同紙のフルスキャン画像が閲覧できるサービスで、自宅で定期購読している読者のみがブラウジングできるものだ。
はたして、マイケル・ロジャー氏がこのタイムズマシン開発に携わっていたのかは知る由もないが、昨今のリストラのなか、ついに同紙は「未来」も手放さなくてはならなかったのだろうか?
(source : Portfolio's Mixed Media)
2006年のマイケル・ロジャー氏インタビュー
タイムズマシン
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