ワシントンポストによれば、すでにアップルが発表しているデジタルブックレットは、iTunes App Storeで入手できるようだ。
これまでデジタルコンテンツにとって、リアルCDやアナログLPにおけるアルバムカバーのような付加価値をどう付けるのか、ということが課題だったが、デジタルブックレットにより、そのあたりは解消されるだろう。
iPhoneやiPodTouchに楽曲とともにダウンロードして楽しめるのなら、ありがたい。
デジタルブックレットには、ビデオや歌詞、アートワーク、アーティストのメッセージなど、さまざまなエクストラ・コンテンツが付与されることと思われる。
また、Venture Beatによれば、iTunesのバージョン8から搭載されるレコメンデーションは、自分がこれまでに購入した楽曲に近い曲を推薦するのだとか。
たしか、私の記憶では、Pandoraというベンチャーが楽曲の“DNA”(音素?あるいはBPM?)を登録し、似ている曲を推薦するようなエンジンをもっていたかと。ただし、Pandoraのそれは人海戦術でデータベースを作成し、当該楽曲の“DNA”を見つけるのだが、このiTunes 8のエンジンが参照するデータベースはどうやって組成したのだろう?
新しいビジネスモデルが創出されそうな予感がする。
さて、私はここしばらく多忙につき、皆が知っているようなニュースすら知らなかったのだが(恥)、偽スティーブ・ジョブズ(FSJとして有名)が正体を明かしていたことに今さらながら気づいた次第。すでにご存知の方はともかく、私と同様、この話題に気づいていなかった方のために要約しておくと……
偽スティーブ・ジョブズは、本家顔負けの内容をブロギングして話題となり、あちこちで誰がやっているのか推測されていた。
CNETJapanでも和訳された偽スティーブのインタビューが載っている。
Business Weekによる「ベスト・オブ・偽スティーブ」はこちら(英文)。
日本でも刊行されるのか? 偽スティーブによる著作「Options: The Secret Life of Steve Jobs, a Parody」
この偽スティーブの正体は、Forbs誌の編集者であるDanniel Lyon氏だということがニューヨークタイムズによって明かされた。
現在、Lyon氏は偽スティーブの逆、「ホントのDon」(Real Don)というブログを運営している。
こちらで、先日のブルームバーグが誤報した「スティーブ・ジョブズ氏死亡記事」について、「あのときこそ、まだ偽スティーブの日記を書いていればと、かなり悔やまれる」といった内容の発言をしている。たしかにそうだろう。
しかし、本当のスティーブの病状はどんな具合なのだろうか……。ナマステ。
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