GNUの開発者、リチャード・ストールマン氏がGuardianのインタビューに対し、「『愚かな考え』であり,いずれベンダーロックインやコストの急増につながる」と語っていたのが興味深い。
そして、その直後にマイクロソフトがWindows Cloudについて示唆するなど、まさにOSにおける思想対決が、今度はクラウドコンピューティングに持ち越されたような感をもつ。
個人的には、ストールマン氏のいうことに頷きつつも、自分自身がかなりの数のウェブサービスを享受している事実にも思い当たる。
これについては、あくまで素人の意見だが、ドキュメントの中身について、キーエスクローによる暗号などを実装してもらい、それを統一規格(たとえばPGPなど、鍵が公開できるサービス)にして、ユーザーにコントロールを委譲できるようにするとよいのではないか、とも思う(しかし、それでは広告によるコンテンツマッチができないので、グーグルからは却下されそうだが…)。
今後、クライアントベースで最大勢力となるMSワードがOffice Live Workspaceに一部実装されることで、グーグルの向こうを張れるのか……。こちらもまたユーザーとしては、互換性のある規格の採用をお願いしたいところだ。
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