最近、あちこちで話題の米国発のサービスMagCloudは、本当に凄いサービスだなあと感じています。
ヒューレットパッカードが提供するこのサービスですが、同社の言葉を借りて説明すると以下のようになります。
その新たなサービスは「MagCloud」と呼ばれるもの。ユーザが出版を望むコンテンツをPDFファイルに落とし込み、MagCloudのサーバにアッ プロードするだけで、印刷、宣伝、販売、郵送、決済、定期購読管理といった一連のサービスを、すべてMagCloud側のシステムが提供します。コンテン ツを求めるユーザは、MagCloudのオンライン・ニュース・スタンドにアクセスし、目的とする出版物をプレビューして確認、気に入ったものを注文しま す。受注や支払い、郵送の手続きはすべてMagCloud側のシステムが行い、決済にはPayPalやクレジットカードを利用することができます。(日本HPのサイト『米国発「MagCloud」、出版の新たなスタイルがやってくる!』より)
おそらく、セルフ出版(自費出版)だけではなく、企業による会社案内やIR、CSR系のブローシャー、カスタムマガジンなどのエンタープライズ仕様もMagCloudの視野に入っていることでしょう。
一方、我が国ではPOD(プリント・オン・デマンド)と組み合わせたかたちで、書店では販売していない書籍を発行するネット出版&印刷の「オンブック」があります。こちらは、自費出版とセミプロによる出版を組み合わせたかたちでサービスを提供しています。
これまでに紹介した米英のライトニングソースは、出版社により同社に預けられたコンテンツをユーザー自身が購読、欲しい部数を刷ってもらい家まで発送する「オルタナティブなアマゾン」といった感がありますが、ついに雑誌もMagCloudの登場により、オーダーメイド&プリンテッドの時代に突入したかのようです。
コメント