NHK出版から11月26日発刊予定の『フリー <無料>からお金を生みだす新戦略』は、ロングテール理論を提唱した米WIRED編集長のクリス・アンダーソンの近著『FREE』の日本語版です。同書はネット上における“無料(フリー)引力圏”をあらゆる側面から考察したもので、米刊行時に話題となったものです。わたしも監修・解説を務めさせていただきましたので、ぜひご一読いただければ幸いです。
今回、NHK出版は日本の書籍出版社として異例ともいえるプロモーションを行うことで注目を集めそうです。それは、電子版の同書を1万人限定で(1万部)無料配布するというもの。旧来の書籍プロモーションとして、新聞広告は定石ともいえますが、ネット上のプロモーションとして電子版のダウンロードを促しつつ同書を販促するという試みは、すでに米国において同書のキンドル版、オーディオ版等で行われましたが、特に保守的な出版社が多いわが国では異例の試みといえ、その成否に注目が集まることでしょう。
また、ライフハッカー日本版では、実業の現場においてどう“フリーミアム”を駆使するのかといったシンポジウムを11月20日に開催します。
パネラーにライブドア執行役員の田端信太郎氏、セカイカメラCOOの佐藤 僚氏、ネット上の超高機能動画編集ソフトの無料配布で話題を集めるLoiLo 取締役の杉山竜太郎氏をパネラーに迎え、その他、フリーミアムに一家言をもつ識者たちが一同に集います。無料招待枠を10名設けているので(17日締切)、ぜひご応募ください。
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