私はこれまで2003年頃より自分が実感し始めたムーブメント（というか地殻変動のような何か）に名前がほしかったので、否定においても、肯定においても、Web2.0は便利な言葉として使ってきた。
それが何かについて厳密に定義したことはないし、ティム・オライリーの定義に追従しているわけでもない。起きている「事変」の象徴として、RSS/ATOMフィードがあり、アグリゲーターや数々のCGMの台頭などが挙げられ、それらとそれら以外の見落としている何かが、かつてと違うものへとウェブを歩ませようとしていると考えている。
その名称が、「Pushメディア」なのか、はたまた「Syndicate」、あるいは「Participate」、そして「Web2.0」であってもなんでも構わない。
しかし、よく耳にするWeb2.0という言葉は、時にはもっとテクノロジーに偏重したものに近い場合が多い。あるいはアマゾンとグーグルのような成功者を指すものとか。もしくは、AJAXやAPI公開を指したものとか、モバイルについてのものとか。口にする人の関心の方向によって、その意味合いが微妙に変わってくる。
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・Hive7
昔、たくさんあったバーチャル・チャットが今度はAJAXを手にして再びネット上に返り咲いてきた。はたして今度こそ復活なるだろうか？
・YouTube
RedHerringに
よると、あのYouTubeがセコイア・キャピタルから800万ドルの出資を引き出した模様。同サイトは1日3万5000ものビデオが投稿され、600万
人が訪れているとのこと。YouTube並びに数多のビデオサイトがどうやって換金化するかは定かではないが、まだまだオンライン・ビデオ市場は過熱気味
の様子だ。
・Miki
Soical Textがモバイル向けのWikiサービスを開始したようだ。その名もMiki。BlackBerryでは問題なく稼動したようだが、私のauにデフォルトで実装されていたフルブラウザではJavaScriptの読み込みエラーが出た（未対応なので）。それにしても重い。こんなブラウザが登場する頃にはもっと携帯向けのWikiが出回っていそうだが。
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ニューヨークに出張した。
宿泊したホテルのインターネット接続はiBAHNというサービスが請け負っていたが、どこかで聞いた名前である。今回、サンフランシスコにも行ったが、そちらのホテルも同じサービスだったので、ホテル向けBtoBサービスとしてはメジャーなのかも。
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気になったニュースをいくつか……。
・ヴァージン（英）がポッドキャストを携帯で利用できるようにしたmobcastというサービスを開始。なんだかギャングスタを彷彿させるネーミングだが、どうなんだろうか。米Audibleも同様のサービスを考えているようだが、まず膨大なパケット転送量が気になるところ。
・Rollyo 調べた検索結果を皆に公開し、シェアするサービス。先に紹介したPreFound.comと同様、人力検索結果のBlogrollか？
・Second Life 米の有名なバーチャル･ワールド。昔も同様のコンセプトが多々あったが、どれも討ち死に。実は古いコンセプトだが、Second Lifeはうまくサバイバルしている。日本で近いものといえば、任天堂DSの「どうぶつの森」かもしれない（「どうぶつ～」のほうがもっとすごい、という意見は措いておくとして）。そのSecond Lifeが1100万ドルを集めたという話。出資したのはGlobspan。Second Lifeでは、土地を開拓して別荘をつくりそれを販売してかなりの収入を得ている実在の建築士までいるようで、バーチャル世界の換金化が注目される。
・プロ･ブロガーを目指したJason Kottke氏とBlogger.comの共同創設者Meg Hourihanさんが結婚したという超マイナーなニュースだが、一種のブログ界セレブ婚だったのかな？ 米国といえども業界は広いようで狭いというお話。
4月初旬にも日本の著名ブログ企業副社長と弊社の元社員が結婚するが、きっと業界の方々が多数出席するかもしれない。おめでとう。
本日から、しばらく海外出張に出かけるため更新をストップします。機会があればこちらのページで現地より更新をしたいと思っているが、どうなることやら。
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PreFound.comは、検索結果を皆で共有しあうソーシャル・サーチリザルト・シェアリング。
Wiki的に検索結果を共有しあおうというコンセプトで運営されている。
ちょっと意地悪なクエリーを入力してみたが（想像にお任せします）、見事にはじかれていた。いまのところ、検索エンジンとしてあまり機能しているとは言いがたいが、ユーザーが増大するにつけ、どうなるのか興味深い。
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かつてRSSフィードがブログと同義だった時代（といっても、ほんの少し前）から、現在はあらゆるコンテンツがフィードを行うようになった（下図はFeedburnerの公式ブログより）。
これから先、増大するフィードとユーザーはどのようにつきあっていくのか、また発行者はどうフィードを管理していくのかが問われるだろう。
メルマガのように購読してみたものの、読みきれない数がただ配信され続けるだけとならぬためにも、そこに次代のソリューションが見え隠れしている気がする（購読しているフィードで閲覧機会が減ったものがあれば、フィードを自動的にキャンセルするとかね。私のThunuderbirdのRSSリーダーは1000を超える読まれないフィードが堆積している。とほほ……）。Feedリーダー提供者の皆さん、どうか思案してみてください。
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MITの未来の都市研究では、City Carについて、さまざまなアイデアが提案されているようだ。
なかでもユニークなのは、ハンガーにぶらさげておけるものとか、独り乗り用だが乗らないときには折りたためるものなど。
ホイールが電動式らしいので、それ以外のエクステリアの設計に自由度がある。形状を記憶する外観のものや、非常に軽量なもの、また90度にタイアが角度を変化させられるものまで提案されているが、いつごろに実現するのだろう？
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既報のとおり、毎週更新されるヤフオクの特別バージョンだが、今週にて最終回である。
最終回は涙、涙の超レア限定品。アイテムにまつわる語り継がれるストーリーをご堪能ください。
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Wistsはビジュアル･ブックマークを謳うサービスだ。自分が買いたいものやお勧めの商品画像をブックマークし、共有する。map itという機能を使えばGoogle Mapと連動し、ロケーション情報も挿入できる。
ユーザーは、お気に入りの商品画像を見つけたら、Add to Wistsボタンを使って簡単にブックマークできるわけだが、その商品が売れようとも紹介者に手数料が入るアフィリエイト･システムまでは、まだ実装されていないようだ。ビジネスモデルとしてはいろいろ考えられるが、これまでに紹介したShopifyのようなドロップシッピングとの相性はいいだろう。
また、すでに有名なEtsyは手作り品に特化したオークションサイトである。カラーから商品を選べるという機能はなかなか面白い。Geo Locatorも装備しているので、場所からも出品者を探せる。日本のバイマのように、この分野はまだいろいろな可能性がありそうだ。
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先日紹介したThumbstacksに続いて、またまたWebトップなアプリが登場。
その名もずばり、ajax WRITEである。Googleに買収されたWritelyを彷彿するけれど、なかなか使い勝手が良さそうだ。
今後、これらajaxなWebトップ・アプリをつなぐ環境が出てくるといいのだけれど……。
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今月号のFast Companyを読んでいて気になった記事をいくつか挙げてみる。
米のNetwork Liveという会社のマーケティング･ディレクターのインタビューによれば、同社はオンラインでのライブ中継を手がける専門局だ。
広い意味でコンテンツ・プロバイダーとなる同社の提携先はAOL、衛星デジタルラジオのXM Satellite Radio、DirecTVなどが挙げられる。
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昨年、発表と同時に注目されていたRiyaが、ついにβ版のサービスを開始した。
RiyaはFrickrのような画像共有サービスだが、特徴は一枚の画像の任意の箇所にタグがつけられる点だ。集合写真や専門的見地が必要な写真や画像に重宝しそうだが、β版のリリースには顔やテキストの自動認識が可能と書かれている。
また、自動的にタグを振付けたり、ユーザー間での検索やマッチングを促す機能も盛り込まれているとか。これから使ってみようと思うが、まずは報告まで。
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ブログ・コングロマリットのGawkerメディアによる新たなGoogle Mapの使い方。
NYのセレブを追い回すGawkerがGoogle Mapを使ってGawker Stalkerをサービスイン。リアルタイムのセレブ目撃情報が寄せられている。
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月刊サイゾーから「株サイゾー」、発売中。
マネックス証券でオンライン取引が始められるスターターキット付きなので、興味のある方はぜひ。
ヤフー！オークションでは、弊社が手がける第三弾「ヤフオク マニアックス」を実施中。ヤフオクの特番として、毎週連続でお届けしています。
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isolatrは、SNSにうんざりなあなたのためのサービス。
その名のとおり、独りにしておいてほしいというユーザーの願いを適えます……
というのは冗談だが、SNSのリンク申請がウザいと感じる人はご一読を。
source: TechCrunch
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Twitterはこちらよりfollowしてください。ただし、メディア以外の話も多いのでご留意を。
本ブログは小林個人が運営しています。
Banner Photo : Hiroto Kobayashi
P97 2行め 「アーリー・アダプター」に英文を併記します。Early Adopter また、仔細を参照できるようURLを補記。Adopter categoriesの項。
P134 14行目からP135 2行めまで S字カーブについての説明が不正確でした。以下の文章に訂正し、お詫びいたします。また、参照用にURLを脚注で補記します。Diffusion of innovationsの項。
「『S字カーブ』とは、ある技術進歩や商品サイクルの成長曲線を指し、最初は緩やかに始まり、途中に急速な進歩が訪れ、また緩やかに飽和状態を迎えた様を曲線にしたものです。その成長は鈍化し、次の技術革新は新しい別のS字カーブとして現れます。
メディアの場合、「セカンドライフ」のようなバーチャル・コミュニティを例にとると、同じコンセプトはインターネット黎明期からあり、初期はVRLMという技術を用いて多くの企業が競っていましたが、そのほとんどが成功に至りませんでした。しかし、同分野は途絶してしまったのではなく、環境の変化を汲みながら新たな技術革新等によって成長を続けてきました。バーチャル・コミュニティは、これからもまだ進化するでしょうが、次もまた「セカンドライフ」が王座にいるとは限りません。」
＊上記は4刷版より改訂済み。
P129 1行め「FoxというCATV局…」 → 日本では衛星デジタルとCATVで配信されていますが、全米では地上派放送です。誤解を招く表現でしたので3刷時に改訂しました。
P253 8行め 「『About.com』は、ワシントンポストの子会社であるニューズウィークに買収され…」→ すみません。完全に思い違いをしていて確認ミスです。正しくは同サイトはニューヨークタイムズに買収されました。こちらも3刷時より改訂いたしました。
以上、謹んでお詫びし訂正いたします。
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