わたしの友人が、フランスからやって来る詩人の日本滞在をコーディネートするという。
その詩人は、シュールレアリストのアラン・ジョフロワ氏の公私共におけるパートナーだとか。
アラン氏については、グーグルで検索しても見つからない。
唯一、発見できたのはアラゴンやブルトンといったシュールレアリストの巨星たちと共著しているらしい、という断片的な情報のみ。
現在、アラン氏は80歳を超える高齢で、何度か日本にも来たことがあるという。
わたしはシュールレアリスムに感化されたわけじゃないが、書くものや発言がシュールだと言われるので(単に天然の錯乱者とも)、これを機にきちんとシュールレアリズムについて再読しようと思った。
ただし、アラン氏は結局、ブルトン一派と喧嘩して脱シュールレアリストとなったようだ。現在は、詩を書きながら、絵画の売買で生計を立てているとの噂。
友人によれば、アラン氏が書いたモディリアーニの評伝が面白いらしい。
ご存知かもしれないが、モディリアーニは35歳で夭逝した。その2日後に、彼の恋人であるジャンヌは自殺する。二十代前半で、しかも妊娠中だった。ジャンヌの肖像は、モディリアーニ自身も描いている。
モディリアーニが描いたジャンヌの肖像(写真上)をみていると、涙がこぼれそうになる。
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