奥多摩方面から東京西部と山梨県の峠を堪能した。
購入したばかりのSHOEI J-FORCE3を初装着である。結論からいえば……、いや、もう最高。ホント、お世辞じゃなくて。肩も凝らなかったし(久しぶりにバイクに乗ると肩が凝る)。
これはジェットヘル初心者として比較対象の他ジェットヘル経験をもたないため、差し引いて読んでほしいのだが、それでもこんなに快適だとは思わなかったなあ。
強度としては、ほとんどフルフェイスと変わらない安心感に包まれながら、無用な風の巻き込みや浮き上がりなど皆無。しかも、横風が強いなかの高速走行となったが、安定性に関してはフルフェイスとなんら変わらない装着感だった。
ベンチレーションについては、これまで私が愛用していたアライ製品とは違い、エアーの吸入量が多いという印象。これはフルフェイスにも感じることなので、メーカーの思想の差であろう。
早朝の山間部で全開にすると、頭部だけがめちゃくちゃ寒い。もちろん、日中の市街地走行となると、この季節にはとても重宝する。グローブをしたままの操作も可能で、一度ロジックを覚えてしまえば、あとは乗車したまま調整できる。
かぶり心地もジャストフィットで、シールドの開閉も問題ない。高速でも安定感についてはオツリが来るほどだ。
実をいうと、最初に買おうと思ったのは、日本で発売されていないGIVI、CABERG、AIROHなどの欧州製メットだった。だって、めちゃくちゃかっこいいんだもの。しかし、このJ-FORCE3は悪くない。安心感も高いため、ヘタに日本の安全規格を通っていない並行輸入モノに手出しせずとも、満足度は高く、逆にメイド・イン・ジャパンのありがたみを感じた(日本のSG企画を通っていなくとも、安全面では欧州のもっと厳しい規格をクリアしている製品もあるけどね。ここでは法的な問題として)。
比較対象がどうしてもフルフェイスになってしまうが、わたしのように公道のみをツアラーでだらだらと走り、トップケースやパニアケースをつけた飛ばさない派(?)ライダーには、とても快適なメットだといえる。かつて、レプリカに乗っていたときは、絶対に被らなかったが。
デザインでいえば、後部のスタビライザーがかっこいい。
高速ではダウンフォース効果につながっているのだろうか。
アライと同じでアゴひもはボタン止めなので、装着にも苦慮することがない(たしかSHOEIはフック式だったよね?)。このJ-FORCE3は大事な頭部を預けても問題ない気がする(コケれば、ジェットゆえ顔前面はヤバいと思うけれど)。
あまりにも快適なので、ツーリングの疲労度がかなり軽減されたように思う。これを機に長い付き合いになりそうな予感。やめられませんな。
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