メディアート航海誌 : 20090222-20090228

© HIroto Kobayashi 2009

・3つの撮り下ろし作品プロジェクトに、さらに1つアイデアが増えて、自分で自分の首を締めている今日この頃。そして、もっとも困難を伴う撮影を週末の深夜に敢行しました。あらゆる友人たちの手助けにより、なんとか終了。心より感謝します。

・関係者の皆さん、深夜というか早朝までありがとう。……とか語りつつも、作品撮りは続きます。

・このブログへの写真掲載が減ったのは、作品を見せるということに意識的でなかった自分が恥ずかしいから。ある方との会話で自覚しました。載せるだけなら、向こう数ヶ月は毎日掲載してもオツリが来るほど撮り貯めたものがありますが、やっぱ初めて半年だけど、表現者としての自覚を無くしちゃいかんなーと反省……。

・U2の新譜「ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン」はヤバいですね。「ズーロッパ」ほどの前衛さは影を潜めていますが、試みとして近作のなかでは、もっとも繊細かつ大胆で、新しい音を編み出していると思います。キャッチーな曲は少ないかもしれませんが、新しい時代の「ヨシュア・トゥリー」じゃないでしょうか。イーノ先生、相変わらずいい仕事しています。音像分解の高いオーディオ装置（つまり、高級ヘッドフォンとか）で聴くと、さらに唸ります。

・旧知の歌人・川上史津子さん（Linkをmac経由でアクセスすると落ちてしまうのでご注意を）が出演しているProject Nyxの舞台「星の王子さま（寺山修司版）」を観劇。天井桟敷は若い頃に観劇したことがありますが、21世紀の寺山作品はどうなっているのかと興味津々でした。

　結論からいうと、大満足。この劇団の上演は見逃せません。川上さんの男っぷり溢れる演技にも痺れました（男前じゃん！）。スペシャルキャストたちも凄く、特に、野口和美さんの怪演と名司会ぶりは09年の事件……自分が「ぴあ」のアングラ演劇担当記者なら、そう書きます……日本のディヴァインです……。

・アサヒペンタックス６×７ですが、重さに慣れたせいか自分では違和感ないけれど、端から見ると重量感溢れているんでしょうね。で、ライカも重いM5が好きな自分は重量系カメラじゃないと、落ち着かないことがわかってきたこの頃。デジイチのK200Dにバッテリーグリップを追加し、電池を入れるとまあまあ重くなり、これまたナイスです。横バウンスできるストロボ用のブラケットを追加して、もっと重くしようかと。ばけぺん・6×7以上の重さを求めたら、やっぱりリンホフですかねー。

・ドラマ「銭ゲバ」は最高ですね。原作を水島信司さんの「銭っ子」と間違えていた（笑）。さらに「アシュラ」が混ざって、なんか原作とえらい違うなーと観ていました。そりゃ違うわな。

　

Comments

[投稿情報: yana]

おお、早く作品が見たいです
秘密上映会をぜひ

[投稿情報: 小林]

ほーいっす。

[投稿情報: nomad]

また小説とか詩とかバンバンやって欲しいな。
才能かどうかは俺にはわからんけど、魅力がある。
「そういう活動をしちゃうこばへん」っていのも含めて魅力を感じるよ。

俺は楽しみにしてる。

[投稿情報: 小林]

> nomad

ありがとう。

最近は経営者だと思われているようなので、「なんで写真撮ってんの？」とか言われ、逆にびっくりして。なんでそんなこと言われるのか、と。

創作は続けています。中断しているアレは、またどこかで復活させたいけれど……。

いまは写真という映像表現を手に入れたので、自分史最強と思っています（笑。