週刊ビッグコミックスピリッツ連載のマンガ『ギャラクシー銀座』には期待している(笑。
最初は「この難解さ、ええねん。な、わかるやろ?」的な態度の凡庸な作品かと思ったものの、引っかかりがあったため心にフラグは立てつつ「冷徹に観察中」だった。
それが最近では必読マンガのひとつになっている。
『リーマンギャンブラーマウス』並に、無視しがたい作者の「独善性」がいい。
わたしが同書をプロの出版人にお薦めすると、「ええ?マジー?」というリアクションを受けることが少なくないが、いいよ、あれ。
『ギャラクシー銀座』はナンセンスな意匠を纏った空虚なヘタウマに留まることなく、相当に太い芯があるような気がして(哲学的だとか思索的だとかという意味ではないのだけれど)、とにかく、なにを期待していいのかわからないが、なにかを期待してしまうのだ。
もしも、ディビッド・リンチが日本人で絵がヘタな漫画家だったら……
たぶん、『ギャラクシー銀座』を描いているかもしれない。なんて、褒め過ぎか。
いけいけ、南越谷、もとい、ギャラクシーまで! ちゅどーん!!
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