2月22日に、わたしが共同代表を務める株式会社インフォバーンは、欧州で人気のベルリン発異分野横断型テック・カンファレンス「TOA(Tech Open Air)」の日本初イベントとなる、「TOAワールドツアー東京」を本国TOAと共に主催しました。
TOAファウンダーのニコラス・ヴォイシュニック氏(左)と筆者
本ブログでも、たびたびお伝えしてきたベルリンのスタートアップ・エコシステムですが、その大きなハブのひとつとなっているのがTOAです。
昨年に2万人以上を動員した屋外(オープンエア)イベントのTOAは、欧州のみならず、米国IT業界も引き込み、その規模を拡張しています。2012年よりクラウドファンディングによりスタート、当初はクラブを借切り、来場者数も850人でしたが、年々噂が噂を呼び、知名度も向上。2014年より加速的に規模を拡張し、いまでは「欧州のSXSW(サウスバイサウスウェスト)」と呼ぶ向きもあります。
TOAが扱う領域は、音楽、アート、農業、エネルギー、金融、自動車、食、意識、政治など……幅広い分野に及びます。これまでの展示会と決定的に違うのは、「イノベーションが起きる場(プラットフォーム)」であること。スタートアップ起業家や投資家は無論、創業者同士、もしくは異分野のクリエーターたちが交わる場所として、独特な交流支援が行われています。
そんなTOAのスタイルを尊重しつつ、マッチングの場作りもさることながら、イノベーター同士が互いを触発できる場にしたいと考えています。今回のキックオフPARTYから始まり、今後は本国TOAの報告会、ベルリンからさまざまな識者を招いたワークショップの企画、日本企業の出展サポート、視察ツアー企画、そして、東京での開催を展開します。TOAを通じて、日欧企業のイノベーション創出に貢献できれば幸いです。
「TOAワールドツアー東京」には、各分野からトップクラスのイノベーターたちにお集まりいただきました。その後、この「ワールドツアー」シリーズは、SXSWが開催されるテキサス州オースティンでもすでに開催されました。年内にはNY、LA、メキシコ、南アフリカでも展開されます。
当日の模様は以下のメディアに詳しく取り上げていただきました。よろしければご覧ください。本ブログでは今後のTOAに関する一連の活動予定を記載していきます。
・ 「海外×テクノロジーの未来に近づく? TOAワールドツアー東京に行ってみた」あしたのコミュニティラボ
・「来たれ、未来のイノベーター! 東京に上陸した欧州最大のイノベーション・フェス『TOA』をご存知ですか?』PEN
・「欧州最大級のイノベーション・フェスが2019年に東京開催を検討」Business Insider Japan
*Business Insider Japanは、わたしたちTOA東京事務局を務めるインフォバーン社のグループ企業が運営するメディアです。筆者は発行人を兼務しています。
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