ドイツ・ベルリンを拠点にすごいスピードでユーザーを増やしてきたオンラインバンク、N26のChief People Officerを務めるNoor Van Bovenさんに話をお伺いしました。
すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、欧州で施行されたPSD2によって多くのチャレンジャーバンクと呼ばれる新しい金融事業者が誕生しました。そのなかでも急成長を果たしたN26は、ニューヨークにも進出が決定し、世界中から注目を集めています。
昨年にN26主催のパーティーに参加する機会があったのですが、こうして直接役員から話を聞くことができて非常に有益でした。もともと、チャレンジャーバンクについて注目したのは、2016年にベルリンでスターリングバンクを創設したアン・ボーデンさんの講演を聞いたのがきっかけでした。
ボーデンさんから、4年前に銀行を立ち上げたエピソードを聞いて非常に興奮したことを覚えています。え?!銀行って、そんなに簡単に立ち上げられるのか?と。そして、調べると欧州金融業や保険業における規制緩和を知りました。これまで既得権益で守られていた業界に、免許ももたないIT系企業が軒並み進出しているではありませんか(N26はいまでは銀行業の免許を取得しているとのこと)。
日本におけるフィンテックやインシュアテックのイメージは、あくまで既存の事業者がリードするイメージを抱いていたのですが、このときより欧州のそれがかなり破壊的かつ、エキサイティングであると認識を新ためました。以降、欧州系フィンテックの動向に注目しています。
そんな新進気鋭のフィンテック企業の人事戦略と聞くと、あまりピンと来ないかもしれませんが、個人的には目からウロコが落ちました。フィンテックに関心がなくても、ぜひご一読いただければ幸いです。
→ 独・金融業界を揺るがすディスラプター「N26」、その人材戦略とは (IBM THINK BUSINESS)
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