私が愛用するアグリゲーター、Tech.Memorandumが、名称変更をした。
新しい名前は、Techmeme。ユーザーによる同サービスの略称が正式名称になったようだ。
サービスの名称というものは難しい。
弊社も最近ではポケゾーという携帯向けSNSサービスの運営をアナウンスしたが、これは携帯(モバイル)とサイゾー(月刊誌名)を組み合わせている。社内スタッフが考案したものだが、ほかにもいくつか候補が挙がっていて、どれも悪くはなかった。このようなサービス名称を命名するにあたり、ガイ・カワサキ氏が興味深い記事を書いていたので紹介したい。
まず、名称はアルファベットの若い順から始めることとあるが、日本語ならあ行から始めよ、ということだ(XやZは避けようとあるが、この場合、らやわ行を選ぶのはやめたほうがいいということに加え、XeroxのようにZeroxと混同してしまう名前は避けたほうがいいとされている)。
また、動詞としても使えるような名称を選べ、とある。そのためには、(アルファベットの場合)音節を3つ以上含まないこと。そして、XeroxやGoogleのように「~する」という風に使われるのが好ましいようだ(先にXから始まる企業名は否定されたはずだが?)。
強い名前は、ほかに似たような名前と混同されないこと。アップルのかつての企業スローガンであるThink Differentではないが、Sound DifferentとSpell Differentである。
上記のSound/Spell Differentに加えて、論理がある名前が効果的だとカワサキ氏は述べる。つまり、そのサービスや社名を聞いて、何についてのものなのか記憶しやすいものが有効とのこと。
そして、流行に左右されるな、とも。
さて、あなたがいま温めている名称はどうだろうか?
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