わたしの好きな詩人に鈴木志郎康という人がいるのですが、その方の作品に『グングングン! 純粋処女魂、グングンちゃん!』って詩があります。
どんな詩かといえば、こんな感じ。
父亀吉の亀頭撫で亀の太首握る亀戸女店員兎子嬢の手元
に従って右に左に
これが夜明けだ
亀戸家族
グングングン!
グングンちゃん!
とまあ、人を喰った挙げ句、楊枝でシーシーしちゃうような詩なのである。
それで、上野に行くと、亀戸には遠からず近いせいか、このグングンちゃん!が頭の中でリフレインするのである。しかも、ズンズンに変換されて。それは上野ズー(動物園)があるから。
さあ、イラハイイラハイ、安いヨ! ズンズン持ってけ、チキショー、ドロボー!……とは、だれも言ってない。
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