半壊していた愛機アサヒペンタックス6×7でしたが、K師匠のおかげで良質なセカンドジェネレーションの67ボディを入手。
復活と同時に「これっきゃない」という座に躍り出ました。ハッセルと比較して、やっぱりこっちのほうが日本人にはなじむというか……
……大和魂がメラメラと燃えるみたいな。タイガー戦車のほうがモノとしてはすごいんだけど、それにひと泡吹かせたいという気概がプラスされますね。だから、あえてロクナナなんですね。
ハッセルの場合、ハッセル様にお任せしたほうが良い結果を導くので、ハッセル様の掌で遊ばせていただく感じ。
ライカの場合もわたしはズミクロン様の指令通りに撮っています。「あの光が好物だから、押さえておいて」「はい」「アンダーめでいいよ。そのほうが重厚だから。日本製は知らんけど、このくらい拾えるし」「はい」みたいな。
ドイツ製品って、バイク・クルマもすべてを機械にお任せして自分は間違ったことをやらなければうまくいく(ハッセルはスゥェーデン生まれだけれど)。でも、67は俺様がキング。そして、世界の司令塔。
だから、闘っている気になるのでしょうね。また、6×6写真は6×7からマイナス1にもかかわらず別物。前者は、タテもヨコもないせいか、かえって限定された空間のなかでいろいろ考えなくちゃいけない。オシャレな印象に惹かれて買うのもいいでしょうけれど、実は造形力を問う、まさに哲学的なフォーマット。そして、ロクナナは自分の目よりさらに上の視点を問われる形而上学的フォーマット…あくまで個人的な印象なので、あしからず。
まあ、もっと単純なことを言えば、子どもの頃にお菓子を口いっぱいに頬張っていた人、巡洋艦よりも超弩級艦にしか興味なかった人には67が向いていますよ。あと、オシッコするときに社会の窓からオチンチン出すより、ベルト外してパンツ下げる人とか(笑)。…しつこいか。
生産中止が決定したので、買っておいたほうがいいです。間違いなく名機です。上は最新の67IIね。click !
ところで、これまで6×7のアイレベルファインダーではピントがあわせづらくて、ウェストレベルファインダーに換えておりました。しかし、この67のアイレベルファインダーは問題なし。それどころか、めちゃくちゃきれいなボケが正像で確認できるから目の幸福です。
やはり完調なマシンはリズムも違うので、別物のようです。ミラーアップでも撮ってみたけれど、日中の常識的な手持ち撮影ならまったくブレないですね。放出しようと思っていた6×7でしたが、67にアップデートしたいまでは主力機種の座を占めました。
うん、こいつなら闘える。
ハッセルの舌の根も乾かぬうちに、
ペンタ67セカンドバージョンまで投入か・・・(唖然)
投稿情報: yana | 2009/04/26 18:50
> yanaさん
いやいや、たまたま時期が重なっただけで…。(^^;
というか、まあこれで当面は打ち止めです。もともとこのラインナップは計画されていたものなので、どんなことしてでも入手していたわけですね。
で、もう一度ハッセルの記事を読んでいただければわかると思うのですが、あちらは「防衛的購入」。こちらは「攻撃的購入」。まあ、素敵な絵が撮れればどっちだろうが構わないんですが。
投稿情報: 小林 | 2009/04/26 22:29
まるで子供みたいですね。これで、脳震盪を起こすような写真を撮って見せてください。
投稿情報: 上海君 | 2009/04/26 23:10
> 上海君さん
どうも、その節はいろいろとありがとうございました!
周囲からカメラの話とか作例を載せるな、チープに見られるぞと釘を刺されていますが、カメラの話になるともうどうにもとまらず…(苦笑)。
脳震盪直下型写真、がんばります!
投稿情報: 小林 | 2009/04/27 08:26
僕もペンタ67に惹かれるようになってしまいました……危ない危ない.
投稿情報: hms | 2009/04/27 14:00
>hmsさん
今度、ファインダーを覗いてみませんか? (^0^)
投稿情報: 小林 | 2009/04/27 15:02