前回の工程をつぶさにチェックし、なにが足りなかったか考えると、水切浴でしたね。そして、温度管理が厳密ではなかったこととか。
前回はバットのなかの水温のみを計測していたため、今回はビーカーのなかの薬品の温度を計測し、誤差を+-0.5℃に留めました。ビーカーの周囲が適温でも、ビーカー内の液温とは1℃以上の差があったので……。さらにもう一台、恒温器をヤフオクで購入して投入(どこまでやるんだ、俺は?)……
新兵器(右)の平台恒温器。そして左は発砲スチロール箱とバイブル(笑。
さらに撹拌については、シャドウで練習。かなりいい感じになりましたよ。
そして、上海のK師匠からいろいろなTIPSを聞きました。エアコンはオフにして自然乾燥で一夜干し【*1】。再度、薬品の説明書を読み直し、工程を再構築。
ピンがきてないけど、ドライウェル投入。水切浴で希釈して使用します。
吟味に吟味を重ねた結果、編み出した自家フィルム現像工程表(極秘〜嘘)。
K師匠からの指摘で気づきましたが、前回の現像後フィルムの地は紫色をしていて、銀が抜けていないようでした【*2】。今回はタンクから取り出し、リールの上がりを見た瞬間に、「あ、きれいだわ」と思いました。透明でした。ほかにも液の染みによるダメージはありません。光と影のアラベスクが見てわかる美しいネガに成功の予感……。
次回は自家現像した写真をアップしたいと思います。
【*1】一夜干しは「そうしなさい」と言われたのではなく、わたしの現像作業が深夜だったためです。きれいな仕上がりを目指すなら、乾燥したらすぐに仕舞う、ですね。
【*2】銀が抜けていないのではなく、液が落ちていない、ですね。銀が抜けていなかったら大変ですよね。失礼いたしました。完全な誤記です。
コメント