undiary 2010 summer-winter

ほとんど日記にならないくらい間隔が空いてしまった...（笑。

これまでもずっと忙しかったけれど、いよいよもうダメかと思うほどの繁忙さでしたね。

今月と来月に解説を務めた本が発売予定です。本業の合間を縫って、講演、寄稿、取材、番組出演やらなにやらをこなし、最近までほとんど休日がない状態。さすがに精神的に辛いものがあります。

かなりの数の講演や取材を引き受けましたが、来年からはもっと減らそうと思います。そんな講演ツアーのなかでも、記憶に残ったのは某美術館での一夜。

著名海外文化人が緊張したという国際会議場で同時通訳と手話による通訳つきの講演も新鮮でしたが、いちばん愉快だったのは館長との飲み会でした。

館長は詩人の金子光晴の作品の舞台を訪ねてマレーシアやポルトガルに足を運んでいるようなディレッタント（藝術愛好家）ぶり。この夜は、金子光晴や開高健とかの放浪記で盛り上がりました。文学の話なんて超ひさびさだねー。

そして、今秋の思い出といえば、新幹線に乗って東京と大阪間を何度も往復したことでしょうか。ツイッターでお薦めの弁当を教えてもらって以来、新大阪駅で551の豚まんを買うのが習慣となりました。豚まんとワインを買うのがつかの間の幸せ。

さて、突然ですが、最近キックボクシングを始めたました。…と、誰にともなく伝えてみたりして。

自分でもなぜ始めたのか不思議ですが、たぶん積りに積もったものが発火点を超えたのでしょう。始めてみたら、これがとても楽しくて病み付きに。自分でも驚いています。なぜかこれまでにも「格闘技は何をやられているのですか？」と聞かれることが多く、その度に「運動は苦手で…」と答えることに倦んでいたこともあります。

最初の頃は筋肉痛とかそんな生やさしいものじゃなく、とにかく内側から体がバラバラになりそうで、練習後の夜は寝苦しいほどでした。小生は運動音痴のうえに体も堅いし、体力もない。ナイナイ尽くしで３ナイ運動と昭和の時代には呼ばれたほどです。

とにかく練習についていくのがやっとこさでしたが、しばらく経つと体型が変化しつつあり、すこぶる絶好調ではないかと思えてきました。

この歳になって軍隊のように鍛えられるという経験は得難いものですね。20代に混ざって、こちらが動けなくなるくらいの鍛錬。翌日は指がずっと震えてマウスが握れないことも。最近では体が若干大きくなってきたので、坊主頭も手伝ってちょっと写真映りが悪役チックです。

来月発売予定のフェイスブック関係の書籍を監修した経緯から、ファンページを開設してみました。友達のネットワークとそうでないネットワークを分けて使ったほうが面白いのでは？ということで、ホームをFB原理主義的な使用に戻しました。そもそも、友達何千人っているわけないよ。それ、友達じゃないし。

友達が大勢いたら面白いことが起きるかな、と期待していたフシもあるけれど、むしろ本当の友達が見えなくなってしまうよね。

結局、友達と呼ばれる知らん人たちは増やさず、こんな中年でも興味をもっていただけた方とファンページで対話したほうがいい、との結論です。

夏に適当に撮った写真をアップしていますが、もう歳末ですね。

今年は大嫌いだったクリスマスを大人な態度で見守れるくらい、大人になった気がしますよ。反クリスマス主義者でしたが、ちらりと迎合してみようかと思います。どの程度の迎合かというと、ケーキ食べるくらいかな。あとはプレゼントを買うとか。いや、自分にだけどね。俺にメリークリクリクリって。スマスは言わないんだ。そこまで妥協したら、たいせつな何かが終わる気がスマス。あちゃー、働きすぎて文才なくなってきたわ（苦笑）。いや、もともと無いという説も…。