2007年頃に上梓した『新世紀メディア論』では、コンテンツ特性をフローとストックにわけて解説し、現代のメディア・テクノロジーの発展に言及しつつ、個人や一般企業による『誰でもメディア』化の波について語りました。
同書で語られたことは、その後に識者らがアイデアをまとめたり、メディア起業家たちが実践する際に一定の役割を果たしたのではないかと自負しておりますが、さすがに、9年以上も経過するので、そろそろ『新世紀メディア論2』を上梓せねばなるまいと考えていたところでした(相変わらず執筆の時間をもてませんが…)。
最近では、キュレーションメディアをどう思いますか?とか、その類の質問が増えてきましたが、流行りのツールや手法のみを指して、メディアそのものがどうなるかという概説を避けてきました。
今回、WIRED.JPよりイノベーションについての取材を受けたのですが、たまたまメディアに話が及んだので、頭のなかにある「新世紀メディア論2」のコンセプトを開陳してみました。皆さんがどうお読みになられるか興味深いところです。どうぞご笑覧ください。
WIRED.JP INOVATION INSIGHTS 「未来の変化に適応するには、発信者たる自分が体験、実験してみるしかない」