今年は通年の7月開催から前倒しとなり、6月開催となったTOA2018ですが、いよいよ開催日が20、21日と迫ってきました。わたしもこれから飛行機に乗って現地に向かいます。
今年はメインスポンサーにダイムラーグループを迎え、さらに昨年から始まった屋内展示場のHouse of Teckもスペースを拡大。見どころは大きくわけると、20日のカンファレンスは、ブロックチェーンの有力スタートアップが集結、21日はモビリティ系を太い幹として、各分野の注目スタートアップや識者たちが登壇します。
さらに、今年はDT50といって欧州のデジタルトップ企業によるピッチ・コンテストのファイナルが、21日TOAで終日開催されます。こちらも要注目です。
わたしが随行するTOA公式視察ツアー2018では、詳細な情報およびお薦めプログラムを毎朝レクチャーさせていただきますが、本記事ではわたしが注目する企業をいくつか紹介します。
TOA 2017のRecap動画
会場は今年も荘厳なバウハウス建築のFunkhausとなります。(* そもそもTOAって何? についてはこちらの記事をご参照ください)
20日はStage 2に注目です。朝からRippleやConsenSysなど、有名企業が並びます。午前は、分散型コンピューティングをブロックチェーンを使って実現しようとするGolemのCEO登壇に注目したいと思います。
そして、ロジスティクスやM2Mなどにおいて、実在のモノとまったく同じデジタルの双子を運用するというソリューションを提供するSherityも見逃せません。個人的にはサプライチェーン・マネジメントにおけるブロックチェーンの活用に関心をもつので、話を聞いておきたいと思います。
Melonportはファンド組成をテクノロジー・ドリブンで行おうというもの。今回の視察ツアー参加者にフィンテック領域の第一人者も同行するので、あとから解説をおねだりしたいと思います(笑)。
ほかにもBancorの共同創業者やクラウドコンピューティングのブロックチェーン利用を目指すDfinityなど、書ききれません…。
でも、これだけだとブロックチェーン祭りの様相ですが、ほかにも注目の欧州発スタートアップもたくさん登壇します。わたしのお薦めは、枚挙するのに時間がいくらあっても足りませんが、ひとまず20日について数社のみ挙げておきますね。
- 海上のプラスチックゴミを包囲して撤去するThe Ocean Cleanup
- US発P2PメッセンジャーのHustle。創業者はストリートギャングからシリコンバレーで成功をおさめました。
- 世界初のストリートグラフィティ美術館 Urban Nation。グラフィティで魅せるベルリンならではですね。
21日はこちらにも注目
- 移動情報というビッグデータをキャリアの中継局を通じて収集するTeralystics
- ダイムラーグループのデジタル・トランスフォーメーションを担うダイムラー・デジタルライフのトップが登壇
- 移動可能なスマートハウス、AIを使った保険サービス、スイス発の決済代行サービス、IKEAのリビングラボなど
何度も繰り返しになりますが、上記のプログラムはほんの一部です。ここに掲示しきれないお薦めもさることながら、魅力的なサテライトイベントが目白押しなのがTOAです。ユーザーをめざましく獲得している話題のフィンテック企業N26主催のパーティーなど、参加予定です(現時点で盛況すぎて受付をクローズしました)。
帰国後にTOA公式報告会を行う予定ですので、また本ブログでもアナウンスいたしますね。TOAだけではなく、こちらの視察ツアー先の報告も行います。
なお、22日夜にはベルリン市内でTOA参加者向けのカジュアルなネットワーキングパーティーを開催予定です。視察ツアー参加の皆さんも含めて、各界のイノベーター諸氏と交流をはかりたいと思います。もし当日現地にいらっしゃる日本人の方で参加のご希望があれば、直接わたしまでご連絡ください(先着順とさせていただくことを、何卒ご了承くださいませ)。
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