なかなか更新がままならず、ここでは最新の活動概況をお知らせしたいと思います。
これまで長らく企業や自治体のイノベーション支援を行ってきました。まだオープン・イノベーションという言葉が流行る以前はCo Creationなどと呼ばれていたころでしょうか。
その時から、さまざまな企業や自治体のCo Creationを支援すべく、株式会社電通とともに「日本のコクリエーション・アワード」を創設し、同時に啓蒙するサイト「cotas(コタス)」というサイトを立ち上げました(現在、同サイトは電通による運営)。
そのうちに、ヘンリー・チェスブロウ氏の「オープン・イノベーション」が世間で認知され、デザインシンキングやUXデザインといったアプローチもだいぶ浸透してきたのではないかと思います。
そんな9年近くに及ぶ活動を踏まえて、今後さらに何をすべきか考えていると、イノベーションを興す手前のインキュベーションに軸足を置こうとという思いが強くなりました。
それまでお手伝いさせていただいた社内外をまたいだプロジェクトの組成とそれ自体のメディア化、あるいはアイデアソン、ハッカソン、アウトプットというものは、すでに粒度が細かくなった状態です。
しかし、そもそもなぜ、なんのために、何を解決しようとするのか、そして、そのイノベーションを通して変えたい未来とはなにか? 実はここがまったく不明瞭なまま、近視眼的なヒットだけを期待したり、その意味も顧みずに「ディスラプション」を唱えても絵に描いた餅になってしまうのではないか、という危惧を覚えます。
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