夏休み中に、会社の取引先が倒産した。民事再生法が適用されるが、事実上の倒産である。
有利子負債が際限なく膨らんでいたが、まさかの資金ショート。
四半期の業績予測も黒字だったはずだから、黒字倒産ともいえる。
裏にはさまざまな事情と関係当局の思惑があり、ネット上でもそのあたりのことが取り沙汰されているようだが、ステークホルダーはたまったものではない。
やれやれ……売掛金をどれだけ回収できるのか。
それはそうと、“飛ぶ”前に、フラグを立てることはできなかったのか。むしろ、信用不安を煽るだけだろうから、やはり大手こそ突然“飛ぶ”ことになりそうだが……。
なんだか、今回の民生も二重三重の裏がありそうだ。二束三文で外資に叩き売られることは、必至だろう。
それにしても、ここのところ新聞紙上に載る四半期決算は芳しくない。特に大手メディアや広告代理店。
いよいよ、メディア冬の時代が到来だろうか。
ようやく企業が費用対効果の見えないマスメディアへの出稿を控え始めたともいえるのではないか。
在京キー局ですら減益なのだから、大手出版社はどうなるのか。
前々から言っているが、大手出版社は不動産で食べている(比喩であり、売上がすべて不動産事業から、というわけではない。ただし、保有物件の資産価値が下がったらどうなることか)。その不動産が不調となったいま、綻びが出てくるのは時間の問題ではなかろうか……。
photo : Hiroto Kobayashi "end of the summer" by Pentax K200D c/w smc PENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL II
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