はい、すみません。タイトルは吉本隆明の「言語にとって美とは何か」のパクリですが、皆さんはレンズにおける空気感って考えたことってありますか?
カメラについては、レリーズの音や感触が好きだという人がいたり、ファインダーの視野が好きという人もいますが、撮れた絵についても人それぞれの「空気感」があるようです。はたして、ソレはどこからやってくるのか? あるいは、やってこないのか。
自分の場合、コンデジには「空気感」を感じなかったですねえ。現在、サブ機のリコー R8に換えたとき、「おおっ!これだよ、これ!」って思ったけれど、それは「空気感」じゃなくて、質感だったんですよ。リコーの質感は、いまもサイコー。でも、R8に比べて「ヤベ、空気まで撮っちゃったんじゃね?」と思うのは、ペンタちゃんを使ったとき。
いったいぜんたい、それはなんなんでしょうね?
パスタのアリオリオでいうと、唐辛子やニンニクの絡め方みたいな気がしているんですよ。イチガンの場合、光かと。いや、オリーブオイル相当かも。とにかく、光なんですよ、きっと。
周辺光量差、あるいは残存収差とか? もしくは被写界深度の差によるボケ妙味だったり、単に光源の角度やその熱温度、あるいは露出とか。カメラマンの弟と議論したが、よくわからなかった。そいつを構成している「何か」を求めて、今日も撮るのだな、きっと。
いずれにせよ、初めてイチガンを撮ったとき、びっくりしたのが、上述したように言語化できない“空気まで描けている感じ”でした。
Yさんから借りたDA 16-45mm F4ED-ALは、比較的新しい設計のデジタル専用レンズらしいが、これがなかったら現在とこれからのわたしもないに等しい。
いまだにこのDA 16-45mm F4ED-ALの描写には、人知れず目を見張るわけですよ、そこの奥さん。「くっ、くっ、くっ、また撮れちゃったよ」みたいな。
ただし、ほかの明るめのレンズを使ってから、このレンズに切り替えると、ファインダー内の暗さが気になるし、重いので現場で振り回すには機動力に欠けるなぁなんて、貸したYさんが聞いたら「じゃあ、返せ!」と言いそうなナマ言ったりしてみて。
現在、主砲のPENTAX FA 28-70mm F4 ALに比べて、バシャバシャと使うにはクセのようなものを感じて、「アンタ、俺を使えるの?」みたいな挑発すら感じるわけですが、ツボにはまったときに撮れた絵はやっぱり好きなんだなあ。うっとりですよ。
そもそも、「わたしはイチガンでヌードを撮りたい」って言ったら、「じゃあ、使ってみ」と貸してくれたのがこのレンズだから、Yさんはすべてをお見通しだったに違いないと思う今日このごろ。
そして、そこから先はずぶずぶと身を沈めるしかないペンタレンズ沼の波光がF4通しでキラキラと煌めいているのでした。
このレンズは借りたまま返したくない(あ、イヤ…、Yさん、嘘です。自分で買おうと思っているから……)。それから2枚のパイロンの写真に意味はないし、「この空気感、どうよ?」というつもりは毛頭ないスナップだけど、上記レンズによるものです。メタファーですね。やがて撮るであろう人物をパイロンと 置き換えて妄撮(by KING)してるのです。
ういっす、レンズは永久貸与でいいっすよ(笑
それよか、ですな、そろそろ単焦点を試しては・・・
すっごいクセがあって、でも面白いのは、
マニュアルしかない50ミリf1.2。凄まじく明るく、開放にすると、
紙一枚しかピントがあわないんだけど、
これ、デジイチでとるとおもしろいですよ〜
ウェブの中古で探すとちょこちょこみつかるはず
投稿情報: yana | 2008/09/09 22:25
> マニュアルしかない50ミリf1.2。
あ〜、それ狙っています。マニュアルだと安いし。
やっぱいいですか。
マップカメラで買おうと思ってました!(^o^)/
投稿情報: こばへん | 2008/09/09 22:51
ヘンタイだと思ってたが
どんどんヘンタイの道にwwww
いいぞもっとやれ
投稿情報: nomad | 2008/09/10 20:58
> nomad
いやあ、もうタイヘン。
こばへんの「へん」って、ヘンタイのヘンだったのね。♫
投稿情報: こばへん | 2008/09/11 00:19