デジタル一眼で撮影したデジタル写真は、そのままモニタなどで見てもらうのがいちばんだけれど、毎日PCを持ち歩くのもしんどい。これから作品撮りのためにモデルになってくれた人にもプリントをプレゼントしたいし、結局はカラープリンタで出力しなきゃいけないという場面に出くわす。
ところが、プリントしてみると、モニタで見ているものと違うものが出てくるね。
キャリブレーターで調整といわれても数万円はするから、それは後回しということで、まずはお金をかけずにできることを考えてみた。
ちょうどパラパラとめくった専門誌にTIPSが書いてあったので、早速チェック。
悪さをしていたのは、プリンタドライバが補正をかけていたため、管理に使っていたアップル純正ソフトのiPhotoと二重に補正がかかってしまったせいだった。そこで、補正をナシに。また、用紙選択も間違っていたので訂正。
そうすると、まあ、わりとモニタで見ている絵に近い写真が出てきたので、ホッと胸を撫で下ろす(しかし、モニタの色自体が狂っているということもあるから、やっぱキャリブレータ調整は必要でしょう)。
しかし、ここにたどりつくまで試行錯誤をした。補正をオフにする以外にも、手動で補正という項目があって、これはドライバ側の基準色で印刷するとイイ感じに。ところが、ガンマの数値変更で仕上がりに違いがあることを発見。
とまあ、いろいろといじってみた結果、マイセッティングがようやく見つかった。
とにかく、セッティングの範囲が広くて、決まった!と思えるスゥィートスポットは狭く、探り出すのが容易ではないのだ。
いやあ、奥が深すぎ。
というか、オタク養成ギプスかよ!と思いつつ、デジタル写真撮影はデジタルカメラ買ったら終わりじゃなく、さらなる出費と探求の始まりだったのだ。こりゃ、周辺業界からするとマニアを育てたいわけだ。だって、いい金づるになるもの。
ところで、iPhotoの新しいやつもRAW現像できるけど、もっと高機能なものを、ということで、アップルのAperture2の試用版をダウンロードしてみた。ムービーの編集もFinalCutを使うわたしは、筋金入りのマック派なのでAdobe Lightroomに行かずに、超マイナーなApertureをゲット。
それがね……ペンタックスK200Dにバンドルされていたソフトよりも、比較にならないほどイイ! ……が、30日後にはお金を払わなきゃ使えなくなるという……とほほ。
ペンタマニアの皆さん、だまされたと思って使ってみてください。K200DのRAWデータも把握しているようで、まるで嘘みたいにRAW現像がスピーディーかつ、再現された絵が高精細でびっくり(Pentax Photo Laboratoryと同Photo Browserだと、プレビューが粗いし、いろいろと不自由だ)。まあ、オマケのソフトと比較するのは公正ではないのだが。
付属プラグインで「覆い焼き」や「焼き込み」ができるのもグー。まあ、フォトショップでもできるんだけど。
下はコンデジで撮影したなんの創意もない写真だけど、カラー補正とかではなく、上記プラグインでコントラストをつけてみた(モノクロなら、もっと効果が出るはず?)。
コメント