中華街で写しました。プリントスキャンなので、実際の写真とはかけ離れています。もう少し、黒が引き締まってたり、明るかったりして素敵なのですが、時間がなくてApertureで若干程度しか調整していません(それにしても、Apertureはフォトショのpsdファイルも取り込めるとは!)。
K200Dだと、50mm f1.4が中望遠になってしまうのですが、KMに装着すると街頭スナップに使える射程距離となりました。
ちなみにKMは最新型のデジイチと同名なので、間違って検索エンジンからアクセスされた方には申し訳ないのですが、これは1975年に発売されたアサヒペンタックスの機械式フルマニュアル銀塩機のKMです。
あ、そこ、帰らない!(笑
これを機に機械式銀塩機の素晴らしさに触れていただければ本望でございます。周囲にはすでに、デジタルしか使ったことがない人がわたしのKMを触って、驚きのあまりフィルム派に転身しました。
諧調表現だとかボケ具合とかの云々はシロートの私にはわからないのですが、めちゃくちゃ気に入っています。特に発色(フィルムで変わる)具合、そして緻密さをもちながらも、デジタルみたいにツンツンしていない感じとか。さらにはラボに出すまで撮れているのかよくわからないハイリスクなところ(!)が好きです。
以前に「空気感」について書きましたが、これは人によって千差万別かと思います。わたしの場合、わたしが目指している空気感とKMの描写が合致しそうなので、今後フィルムとデジタル併用路線は変わらず、といったところでしょうか。
道具としては、触ってみたらわかると思いますが、KMの金属としての質量や各操作の手応え、ファインダーの明るさ、そのひとつづつの動作や感触に「シャシン愛」が詰め込まれています。しかし、皮肉なことにマウント変更により、ペンタックスはこのKシリーズ発売以降、一眼のシェアを落としてしまったのだとか。
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