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ふだん、本ブログではギークな話題を避けていますが、今回は思い入れもたっぷりなので、少し詳しい人向けにライカM2について、愛機の写真と共にお届けします。
続きを読む "Leica M2 : LESSの極み" »
ライカスクリューマウントのズマロン 35mm f3.5が好きだ。第二次世界大戦後、ライツ社が最初に手がけたといわれる、そのレンズを入手したのはもう昔のこと。
ズマロンで見たままを克明に記録しようなどとは思っていない。ズミクロンは万物を再構築するが、ズマロンは暗示する。戦後の工業製品なのに、なぜか中世で発明されたようにも思える。黙示録に写真を添えるとしたら、レンズはズマロンを選ぶだろうな。
続きを読む "Every little ray is magic 1 : Summaron 35mm f3.5" »
前回の荏原神社に続き、今回は品川寺(ほんせんじ)を紹介します。携行したのは、愛機ハッセルブラッド 500C/Mと黒銅鏡のディスタゴン C50mm F4.0 T*の重量級コンビ。
旧東海道に面した品川寺の開創は806年〜810年とのこと。商店街を歩いて行くと、山門の前には宝永三年に江戸中に6体つくられた江戸六地蔵の第一地蔵が鎮座しています。六地蔵のなかで笠をかぶっていないのは、この品川寺の地蔵尊だけとのこと。雨に打たれ陽に焼かれた頭部からは、衆生救済のために坐した歳月の重みが見て取れます。
続きを読む "旧東海道・品川宿を往く(2)品川寺の地蔵尊" »
もう長いこと触れていなかったハッセルブラッド553ELXのフィルムカートリッジを空け、古いブローニーフィルムを引っ張り出してみた。そして、現像してみたら……あれれ、撮った覚えのない写真が……。記憶にあるような、ないような。
スゥエーデン鋼で造られた強靭なボディを子犬のように両手で抱き、シックス・バイ・シックス(6×6)に切り取られた世界を見つめる。かつて一式数百万円以上もしたハッシーをストリート・スナップに使う。今ならできる。なんて幸福な時代。
続きを読む "Happy old timer" »
ハッセルブラッド 500ELX プラナー C80mm f2.8
You'll be older too / If you say the word / I could stay with you
from the song "When I am sixty four" by the Beatles
ハッセルブラッド 500C/M ディスタゴン C 50mm f4.0, f11 1/250秒, kodak Ekter 120
東京の下町は数多あれど、品川の旧東海道周辺は、意外と都民でも知る人ぞ知る穴場だったりします。
続きを読む "旧東海道・品川宿を往く(1)荏原神社と寒緋桜" »
ハッセルブラッド 500C/M, プラナー C 80mm f2.8
数年近くフィルムを使っていなかったので、最近ヨドバシカメラのフィルム売り場に行って、驚きました。
高い。年月をかけてつり上がっていったタバコの値段みたいだね。
以前の二倍近くしない? しかも、種類が少ない。数年前に買い占めて、冷凍保存しておけばよかった。などと考えながら、現像してスキャンする手間やコストを鑑みると、もうデジタルでいっか!と思ったり……
続きを読む "blue glow" »
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