2016年もよろしくお願いいたします。
元旦の日経MJでコンテンツ・コマースについてわたしの談話が掲載されました。同紙は「ネットからリアルへ」というテーマで各特集を組み、わたしへの取材記事はその一環でもありました。そして、昨年に受けた取材のうち、もうひとつの対談記事が業界専門誌『アド・スタディーズ』に掲載されました。
同記事はデジタル・マーケティングの業界で非常に高名な佐藤尚之さん(通称・さとなおさん)との対談です。記事には、「コミュニケーションはネットから再びリアルを志向する」というタイトルがつけられています。そうです、こちらでも「リアル」が強調されています。
無論、同じ小林がしゃべっているのですから、内容が似てくるのは当然です。しかしながら、タイトル付けは編集者の仕事です。後者はさとなおさんとの対談ですので、両媒体ともそのような観点で編まれたことに興味がわきます。
マーケティングの分野では、マスメディア以外にPCやスマホだけではなく、店頭やイベントなどリアルな場所を含めて顧客との接点をどう接合させるかという概念「オムニチャンネル」が以前より注目されています。やれ、「なんちゃらマーケティングだ」とかまびすしいデジタル・マーケティング業界では、いままたスマホやIoT、サイネージ等を連動させたリアルな体験の価値向上が希求されています。
サービスサイエンスという学問が認知され、バーチャルにリアルの良さをどう持ち込むのかを関心が高まっています。また、UX(ユーザー体験)デザインの手法が広く浸透することで、リアルとデジタルが融合した顧客体験の設計について解が見つかりやすくなってきました。それらの流れに実践家や業界関係者らの関心がますます高まるのは必然といえるでしょう。
記事はPDFで無料公開されているので、ご関心をおもちの方はご一読くださいませ。
リンク >>> アド・スタディーズ Vol.54 Winter 2015号 対談記事「コミュニケーションはネットから再びリアルを志向する」PDF版
コメント