ライツ・カナダ(ライカ)が60年代中期に生産していたズミクロンというレンズがあります。
カールツァイスのレンズはその描写の鋭さに絶妙な味つけがあり、まさに天才的な職人仕事と感嘆することが多いのですが、ライカのレンズは、天才的というよりは魔術的であり、それは極上の小説を読んだときに似て心にズシリと迫まってきます……
続きを読む "Summaron Attack : ズマロン急襲" »
六本木ヒルズのアカデミーヒルズで開催されたライブラリートークを聴講。新進の若手生物学研究者の佐々木浩氏(東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻)による講演『ヒトの身体をつくる“DNA・RNA・タンパク質”』は目から鱗でした……
続きを読む "トランスクリプトームな世界" »
今夏に一桁機と三桁機のデジイチを出すといわれていたペンタックスでしたが、吸収合併後の大赤字や国外への工場移転、そしてリストラなどの報に触れ、ファンは意気消沈し、わたしをペンタの道にひきずりこんだ知人などはすでにキヤノン 5D Mark II に乗り換えてしまいました(笑。
そんななか、生産終了を告げた中判の645をデジタル化した645Dを2010年に出すという明るい話題も飛び込んだわけですが、辛抱を強いられてきたペンタファンにまたまた朗報の予感……。噂の一桁機がついにベールを……いや、靴下一枚くらい脱ぎました。
続きを読む "Pentax K7Dが登場予定らしい" »
先日に行った某美術館における鶏卵紙ワークショップで現像したプリントが届きました……。
同美術館のスタッフの方々により、乾燥とプレスまでして送り届けていただいたのですが、封筒のなかでプリントがカールしていたので、開封後に改めて写真・映像用品年鑑の下に敷いて再プレス……
続きを読む "鶏卵紙(アルビュメン・プリント)・現像結果" »
一眼レフとレンジファインダーの違いについては、ウィキペディアに譲るとして、驚異的な安値でゲットした愛機フォクトレンダー・ベッサLについて語ります。
ご存知のように世界最古のカメラメーカー・フォクトレンダーはすでに名ばかりで、実際には長野県中野市にあるコシナがその商標をもち、同名ブランドを冠したレンジファインダー機のベッサ・シリーズを10年に渡ってつくり続けています……
続きを読む "Range No Finder : レンジ・ノー・ファインダー/Bessa LとライカL39" »
続きを読む "I close to remember 2 : 円山町の接写男" »
最近、記憶障害が著しく、長期記憶はともかく、短期記憶もあやふやになりつつあります。実はだいぶ前に若年性痴呆症の疑いがあると思い、脳神経外科に行って検査を受けました。痴呆かどうかを判断するためのテストでは30点満点中30点で合格……
続きを読む "I close to remember : 接写男" »
© kobanica 2009
退屈を癒すのは好奇心だが、好奇心につける薬はない。(エレン・パー)
続きを読む "Now, Kamakura : いざ鎌倉2" »
・連休最後の昨晩はCSの朝日ニュースターに生出演。53分間、司会の宮崎哲弥さん、横田由美子さんとトーク。疲れのせいか頭がぼおっとしていて、なにを話したのか覚えていない。ヤバい……
続きを読む "Photo Diary 090505-0506" »
別に連休中の話じゃないけれど、とある週末に鎌倉にハッセルとベッサをもっていく。しかし、ハッセルにビューファインダーを取り付けたら、さらに重くなり、首からぶら下げると首の骨が折れるかと思った……
続きを読む "Now, Kamakura : いざ鎌倉" »
続きを読む "Daily Gaze #1 090430-090501: 日常ノ凝視 #1" »
本日、某美術館で開催された鶏卵紙を使用したワークショップに参加しました……
続きを読む "鶏卵紙(アルビュメン・プリント)との遭遇" »
美しいレンズと筒のエルマー90mm f4(L39スクリューマウント)を入手したので、さっそくデジタル一眼のペンタックスK200Dに装着してみました。フランジバックの関係から接写専用になるのですが……
続きを読む "元気が出るレンズ:エルマー90mm f4をK200Dに装着" »
By コバニカ
銀塩、デジ、針穴、赤外線によるパノラマ作品までこなすルチャ・リブレ派。最近はもっぱらフィルム回帰中。
本ブログには日々のスナップや作品の一部、私的な日記を掲載しています。
Photograph is a language belongs to reticence.
(本活動は個人の活動であり、所属する団体等とは一切関係ありません)
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