我が家のノコギリクワガタとミヤマクワガタ近影
唯一の成虫カブトムシ、産後に死す

カブトムシの交尾は意外と難しい?

昨シーズンはなにも考えなくても、いろんなことがさくさくと進み、産卵、割出、その後の飼育まで順調でした。ビギナーズラックかもしれませんね。

すでに報告のとおり、その後はあまりうまくいったとは言えません。拙宅にはカブトムシのメス1匹だけ羽化したのみで、残りの数匹は全滅。

ということで、お婿さんを迎えました。三重県で採集されたWD(野生)個体です。名前を「ミエくん」にしましょう。ほんのりと赤みがかかった80mmのオスです。

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余談ですが、うちのメスは軽度の羽パカ(羽化不全)でしたので、よけいに貴重な存在に感じます。このメスを「兜姫」と呼ぶことにします。

さて、このミエくんと兜姫との相性はどうでしょうか?

初日:ハンドペアリングを行うつもりはなかったのですが、ミエくんと兜姫を一緒のケースに入れる際、兜姫の上にミエくんをまたがらせてみました。

最初は固まったように二匹ともジッと動かなかったので、そのまま放置して離れました。小一時間後に覗きにきたら、なんと!ミエくんが激しく腰を突き動かし、逃げまどう兜姫を羽交い締めしていました。そして、兜姫の背中のうえに乗ったまま屹立した交尾器を突き立てていました。

行為を撮影したのでご覧ください。人間だったら、通報ものです。

どうですか?
はじめて交尾を見ましたが、びっくりしました(笑)。なお、ミエくんの交尾器は兜姫の背中にあたっているだけで、彼女の交尾器には挿入されていません。ですから、激しく背中をついているだけ(涙)。行為はおそらく40分近く続いていたと思います。

その後に2回ほど、ミエくんを兜姫の背中に乗せてうまくあてがってやろうとしました。一度、成功してミエくんの交尾器が兜姫のそれらしき場所に入っていましたが、体制が崩れてすぐに外れてしまいました。

カブトムシの交尾画像を検索すると、交尾器がメスのそれに挿入できているオスはメスを符節のギザギザでグリップしながら、背中を反らせています。人間でいうところの座位に近い姿勢ではないですか。

ということで、このオスは「へたくそ」なのかもしれず、交尾としては不完全です。うーん、本能だけではなんともならないの? ほかのカブトムシさん、教えてあげて。

一方で、最近師匠からいただいたカブトムシのオスはメスと特に労せず接合したままの体制で微動だにしません。それはそれで腰を動かさなくていいのかな?と心配になりますが...。

交尾(もどき)後の二匹を撮影しました。

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ミエくんは、「うぉー、疲れたつかれた」とか言っているのでしょうか。わかりづらいかもしれませんが、彼は交尾器をピンと立てたままひっくり返っています。人間だったら、すごい姿ですよ。うーん、はたしてこの二匹はうまく結ばれるのでしょうか?

いやぁ、カブトムシの交尾って奥が深すぎます。

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