ノコギリクワガタ

我が家のノコギリクワガタとミヤマクワガタ近影

先日に山の中で採集してきたノコギリクワガタとミヤマクワガタですが、ノコが一匹だけ死亡した以外、残りは元気に活動しています。

これまで拙宅にはコクワガタしかいなかったので、初夏にオオクワガタが加わり、近日に師匠より野外採集されたヒラタクワガタを譲り受けることが確定しています。だんだん国産本土クワガタ・ファミリーが揃いはじめました。

もうこなったら離島に棲息するクワガタまで揃えてみたくなります。書籍『クワバカ~クワガタを愛し過ぎちゃった男たち~ (光文社新書) 』を読んでいると、クワバカ熱がうつる(?)というか、離島の希少なクワガタや同一の種でも産地による違いなど奥深いクワの魅力が活写されています。

この本おすすめですよ。これを読んで、「ああ、自分は本書に登場する人たちと全然違う。良かったな(笑)」とかの物差しに使えます。共感しかない場合、もうクワ廃人までまっしぐら?

今回は表題どおり、息子と採集したノコとミヤマを載せておきます。中古のマクロレンズを買い足したので、接写がだいぶラクになりました。この話題はまたいずれ。

 

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右手前にいるノコギリクワガタの水牛タイプの大顎がかっこいいですね。

 

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ミヤマクワガタは造形が怪獣っぽくて好きですね。いや、怪獣のほうが参考にしたのか。

 

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子どもがお気に入りのノコギリクワガタ小歯タイプ。コクワガタに近い体格にこの立派な顎。

 

性格ですが、たしかによく言われるようにミヤマクワガタは攻撃性が強い気がします。最初は全員ひとつの大型飼育ケースに入れていましたが、喧嘩っ早いのはミヤマクワガタでした。いつも喧嘩ばかりしているコクワガタに並ぶ凶暴性?

しかしながら、書籍『カブトムシとクワガタの最新科学 (メディアファクトリー新書)』によれば、喧嘩に弱いのはミヤマクワガタとのこと。

詳細は割愛しますが、大顎をつかった戦闘では上手投げしかできないため、下手投げもいけるノコギリクワガタにやられっぱなしとか。実際に小型のノコギリクワガタに投げられていた姿を見かけました。

気性が荒いくせに喧嘩に弱い、そんなミヤマクワガタを応援したくなりますね。

そして、水牛のような大顎をもつノコギリクワガタは、やっぱり見惚れてしまいます。採集時に生態系保護のためメスをリリースしてしまったので、改めてお嫁さんを迎えて繁殖してみたいと思いました。

 

        


ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ捕獲の旅へ

このブログというか、もともとクワカブ飼育を始めたのは、師匠から数匹いただいたことが発端でした。その後、なにも考えずに管理飼育を開始したのですが、はてさて、飼育ばっかりじゃないですか。そして、気がつくとシーズン真っ只中。まだ見ぬクワカブを子どもと直接採取するなら今です!

ということで、7月の頭に近所のクワカブハンターでごった返す某有名な公園に20時ころにヘッドライトなど装備して行きました。すると、数分おきに子連れのパパさんたちに遭遇。「採れました?」「いやぁ、なんにもいないですね」という挨拶の応酬。

うん、うん。

実は昼間にクヌギやコナラがどこにあるかはほぼ把握していたのですが、まだ樹液も出ていないし、そもそも生物の気配がしない(笑。 加えて、クワカブの行動ピークは深夜0時過ぎと研究者の本にも書いてありました。ということで、実は採れないことがわかったうえで、それでも行きたがる子どもを納得させるためのハンティングでした。

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