カブトムシの羽化率の低さにビビる
オオクワガタの産卵成功、そして割出へ

ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ捕獲の旅へ

このブログというか、もともとクワカブ飼育を始めたのは、師匠から数匹いただいたことが発端でした。その後、なにも考えずに管理飼育を開始したのですが、はてさて、飼育ばっかりじゃないですか。そして、気がつくとシーズン真っ只中。まだ見ぬクワカブを子どもと直接採取するなら今です!

ということで、7月の頭に近所のクワカブハンターでごった返す某有名な公園に20時ころにヘッドライトなど装備して行きました。すると、数分おきに子連れのパパさんたちに遭遇。「採れました?」「いやぁ、なんにもいないですね」という挨拶の応酬。

うん、うん。

実は昼間にクヌギやコナラがどこにあるかはほぼ把握していたのですが、まだ樹液も出ていないし、そもそも生物の気配がしない(笑。 加えて、クワカブの行動ピークは深夜0時過ぎと研究者の本にも書いてありました。ということで、実は採れないことがわかったうえで、それでも行きたがる子どもを納得させるためのハンティングでした。

だから、かなり冷静に観察していました。多くのパパさんはクヌギとは関係のない木まで調べている。それ、桜だよ。でも、なかには訳知りな親子もいて、ピンポイントでクヌギをチェックしていました。ただ、時間帯がねえ...。

その後も公園に来て調べてみましたが、どうやら競争率が半端なさそうで、主要なクヌギの周りの根本の土がほじくり返されているのを確認しました。前は夜だったので見落としていましたが、すでに春先に幼虫狙いの人たちの仕業ではないかと。また、バナナトラップとかも見かけましたが、これもずっと張り付いているならともかく、仕掛けた人が採れるという保証はなさそうです。

私見ですが、ネットで検索して引っかかった「どこそこの公園で採れる」というのは、あまり当てにはならないのではないかな。ガチな人たちは採取場所は言わないし、乱獲を嫌うため煽ったりしません。

業者を除いて、ハイアマチュアのオジサンとか、たしかに有名な公園でも採取している人たちは存在しますが、軽装備かつ、子どもと一緒に行く時間帯で普通のパパさんが採れるほど、都会の公園採取は甘くないでしょう(地方なら別ですが)。

ということで、わたしは某半島に家族旅行で行き、そこで地域のNPOが主催するハンティングツアーに子どもと参加しました。朝5時待ち合わせというのが、5歳の息子にはネックでしたが、その日は4時ころに起床して無事に参加することができました。

IMG_1294

ガイドさんの後をついていく息子。その後途中で疲れて、わたしがオンブ。なにかの修行ですか。

ガイドさんが運転する軽トラで山のなかに入っていき、そこからひたすら歩き回ります。基本的にはクヌギを蹴るというシンプルな採集法ですが、これが効果絶大。死んだフリをするクワッチたちの習性を利用したやり方です。

意外にも息子の発見率が高く、子どもの動体視力の高さに驚きます。ガイドさんも親と子で違う場所を見ていなさいと言っていましたが、基本的に子どもは自分の近く(視線の先)、親は割と広めの視野角を使って遠方観察という感じでしょうか。

 

IMG_4893

山のなかにて。空気がおいしい。早朝のクワ活はマインドフルネスな感じです。

この日は十数匹ミヤマクワガタとノコギリクワガタが捕獲できました。ノコギリクワガタについては、小歯タイプも混ざり、こちらは息子のお気に入り。ちなみに小歯タイプのノコは地方によっていろんな呼び方があるようですね。

捕獲したうちから数匹だけいただき、残りと♀はリリースして山をあとにしました。蛇やムカデに出会わなくて、ホッとしましたよ。

IMG_1298

捕まえたミヤマクワガタとノコギリクワガタたち。子どもにとっても充実感ありますね。

コメント

フィード コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。

この記事へのコメントは終了しました。