ジロー、ついに夭逝
マイ保温ボックスの製作2 : なめこ1号

マイ保温ボックスの製作:菌糸がうまく回らない

これまでなんとかうまくやれたのは、ビギナーズラックだったかもしれません。前回は菌糸ブロックを崩してプリンカップに詰めてから一週間もたたないうちにカップが真っ白になったからです。

今回は菌糸ビンに詰めたのですが、あまり白くなりません。以前は雪のように真っ白くなりました。まだ地肌というかクヌギを含む混合物の色が見えています。プリンカップにいたってはまったく白くもならない。

瓶については詰めてすぐに瓶が汗をかいていたので、蓋を開けて2,3日放置していたのが問題だったのかも。菌糸が弱いですね。青カビが生えるリスクもあるので、ぜんぶ中身を棄てました。

 

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よく見ると、黄色の汗をかいています。むむむ。

 

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調べると、黄色の汗自体はクヌギ本体の色だそうで問題はないそうです(うーん、見た目はちっとも大丈夫な感じしませんね)。

 

夏はかなりの猛暑で湿度も高かったのにも関わらずうまくいったので、もしかして設置している場所の室温が低すぎるのではないかと思いつきました。

そこで、近所のスーパーで発泡スチロールをもらい、それを加工。さらに、ペット用爬虫類を温めるヒーターパネルを買ってきて、原始的な保温ボックスを作成しました。

 

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デジタル温度計を外壁に埋め込み、センサーは箱のなかに設置。

 

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ヒーターパネルには市販の「ピタリ適温プラス」を購入。こいつを発泡スチロールボックスに入れると大変危険なので、まずはボックスの下に置いて、ボックスを高床式にして温めることを思いつきました。

 

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ボックスの底には無数の穴を開けて、下に敷いたヒーターの熱を吸収しやすくしました。熱は高いところへ移動するので、蓋をして保温状態を保つためです。

 

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ボックス内にプリンカップや瓶をセット。このあと、加湿のためコップに水をいれて投入しました。

 

その後、経過観察しましたがうまく菌糸が回っていません。なんか根本的に間違いがあるようです。

そこで、粘菌に詳しい妻に聞いても、さすがに菌種によって生育条件が異なるので、オオヒラタケを調べたらどうかという答えが帰ってきました。なるほどと思いオオヒラタケ飼育関連の記事をネットでリサーチ。

すると、キノコ栽培関係の情報がいろいろ出てきて本気で調べないとわからない(苦笑。

菌そのものか、菌糸なのか、ひらたけが生えてからなのか生育フェーズによって条件が違いすぎます。とりあえず加温をやめて、もとの寒い部屋に戻しました。ひとつわかったことは、カップに空気穴開けないほうが良さそうということ。これ、後に幼虫を投下するためにカップの蓋にあけておいたのですが、密閉したほうが混合物の中心にある空気をもとめて菌糸がまわりやすいのだとか。

ここまで書いて、すごく大事なことに気づきました。それはまた後日レポートします。菌糸、奥が深い世界です。やばい匂いがします。いや、しいたけの匂いかな。

 

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